近年世間を騒がせている人工知能「チャットGPT」を開発したサム・アルトマン氏は、これから起きる変化のことを「暴走列車」と例えました。創業であっても、既存ビジネスの継続であっても、はたまた従業員という立場であってもビジネスパーソンである限りは、時代の変化に何らかの対応をとるべき時代となっています。
最近でこそバズワード(流行語)になっているアントレプレーナーシップについて、私は「自分らしい人生をつくるために自らがリスクをとって挑戦するマインドセットのこと」と定義しました。その上で、「客観(アタマの理解:論理的思考)」「共観(ココロの理解:デザイン思考)」「主観(カラダの理解:アート思考)」の3つの思考体系を柔軟に使い分ける術をもつことが、重要だと考えています。
この本は、私が北九州市立大学大学院マネジメント研究科(通称K2BS)において3年間かけて実施した「アントレプレナーシップ」授業の内容をベースに加筆修正し、再構築を施したものです。
変化を好機と捉え、一歩踏み出そうとする方に読んでいただきたい一冊です。